近所に知られずに家を売りたい!秘密で売却できる?
家を売る理由は人により異なります。転勤や結婚、引っ越しで家を売りたい人もいれば、人に知られたくないと思っている人もいます。マイナスな理由があって家を手放さなければいけないときに気にしてしまうのが近所の目です。近所に知られずに家を売りたい方も少なくありません。近所に知られずに、秘密で売却できるかをご紹介します。
完全に秘密にするのは難しい
近所の知られずに内緒で家を売る方法はありますが、完全に知られない方法はありません。ちょっとしたことが原因でバレてしまうこともあります。一般的な場合には家を売るときにホームページに掲載し、広告を出したりします。また、営業することで売り手が早く見つかり、高く売ることが出来ます。
近所に知られないようにということは広告は出せないです。買い手を探すのにも時間がかかりますし、金額も低くなります。不動産会社の営業力で売れるか売れないかも左右されますし、売り手側の事情を考慮してくれる会社がおすすめです。早く、高くと欲を出し、複数の業者を利用することでも周囲にバレてしまう可能性を上げてしまいます。
近所に知られないように売却する3つの方法
なるべく近所に知られずに家を売る方法は3つあります。「なるべく知られずに」という事を忘れないで下さい。どの方法でも完全に秘密には出来ないです。
■出来るだけ知られたくない、早く売りたいなら『買取』
家を売る理由は様々です。その中でも離婚や倒産やリストラなどの理由で売りたい方は近所に知られたくありません。売却価格よりも近所へ知られたくない方は早く売りたいですね。その場合には買取だとスムーズです。買取の場合には家の買主が不動産会社になります。
価格調査のために訪問査定がありますが、ほとんどの所が1回で済むことが多いです。全体的な手続きも早い場合で1ヶ月以内と早いので知られる可能性も低いです。
■一般の方は閲覧できない『レインズ』の利用
レインズとは不動産情報ネットワークです。業者間で利用され一般の方は閲覧が出来ません。レインズに登録する際には『広告転載不可』にすることでチラシや会社のサイトに物件情報を掲載することが出来なくなります。物件を紹介する際には不動産へ直接きた方のみ案内する形になるので近所に知られる確率が低くなります。一般の方は閲覧できないレインズですが、近所の方が物件を探していて不動産会社へ来店した場合には知られてしまうこともあります。
■競売情報が公開されない『任意売却』
任意売却は住宅ローンなどの借入が返済できなくなった時や売却金額よりもローンの残高が多い時に不動産を金融機関の合意を得て売却する方法です。通常は住宅ローンが滞納すると債務者は回収するために競売にかけます。競売では裁判所やインターネットで公告されてしまいます。任意売却にすると競売を止めることが可能になり、競売情報が公開されることもありません。近所や友人、親戚などに知られるリスクを下げることが可能です。契約日や明け渡し日なども売り主の希望も考慮してくれることもあります。また、市場価格で売ることができるので競売に比べて高く売却できます。
販売力の高い不動産会社を見つけるのが大切
近所に知られたくないからこそ「知られる前に家を早く売りたい」と考えることもあります。価格を重視するか、安くても早く売りたいかで販売方法も変わります。どちらにしても通常の販売方法では近所に知られてしまいます。
通常はチラシやインターネットで広告を出します。近所に知られないためには広告を出すことが出来ないので不動産会社の販売力、営業力が左右します。複数の不動産会社にお願いするよりも販売力、営業力が高い不動産会社に絞りお願いした方が知られるリスクも低くなり、家を売ることも出来ます。
事情があり家を売ることを近所に知られたくない事情を考慮してくれる信頼できる不動産会社を見つけることが大切です。信頼できて近所に知られることなく家を売れる独自のルートを持っている不動産会社はおすすめです。
■複数の不動産会社を利用すると知られるリスクも高くなる
売値を比較することでより高い不動産会社に売りたいという気持ちは分かりますが、複数の不動産会社を利用すれば知られるリスクも生まれます。訪問査定も複数の会社の社員が訪問します。考慮してくれる不動産会社なら社名が入った車を使うことはありませんが、スーツの方が何度も訪れれば近所の方も不審に思います。ちょっとしたことで「もしかして」と知られてしまう事もあるので、出来るだけ信頼できる業者に絞り知られるリスクを減らしましょう。
近所に知られずに家を売却できるか解説いたしました。知られずに家を売る方法は買取・レインズ・任意売却の3つです。早く不動産を売却するのなら『買取』。業者間でしか閲覧できないので、近所に知られずに相場に近い金額で家を売りたいなら『レインズ』。
『任意売却』なら競売情報は公開されず引き渡し日や契約日なども考慮してもらえます。どの方法も絶対に知られないというものではありませんが、近所に知られにくい方法です。出来るだけ知られるリスクを減らしたい方は信頼できる販売力の高い不動産会社に相談することで希望通りの販売方法が見つかります。