マンションの売り時はいつ?資産価値が高い時期を知っておこう!
「マンションを売りたいけれど。1番高く売れる時期はいつなんだろう」と疑問に感じている人は多いかもしれません。できるなら、最も高く売れるタイミングで手放したいですよね。今回はマンションの価値が決まるポイントや、マンションの売り時のベストタイミングについてご紹介します。
マンションの資産価値を左右する要素とは
マンションの価値はどのようなポイントで決まるのでしょうか。自分のマンションがどれくらいの資産価値があるのか気になりますよね。マンションの資産価値を左右する要素を4つご紹介します。
人気のあるエリアにある
人気の高いエリアにあるマンションは、やはり高く売れます。特に東京都の千代田区・中央区・港区・渋谷区・新宿区は都心5区と呼ばれ、もっとも不動産価格が高いエリアです。2021年時点で、住宅地でもっとも高いエリアは東京都港区赤坂1丁目です。
(1平方メートルあたり484万円)エリア自体がブランドになっていたり、駅から近い場所だったりすると、マンションの資産価値は高くなります。また、デパートや映画館などの施設が近隣にあると、物件の価格が高くなりやすいです。
景色や日当たりがいいかどうか
部屋からの眺めや、日当たりが良いかどうかも物件の価格に大きく影響します。特にマンションの場合は、階数が上がれば上がるほど価値が上がりやすいのが特徴です。1階上がるにつれて0.5%価値が上がると言われています。マンションの高層階は需要が高いため、高値で取引されています。
管理状態が行き届いている
物件の管理状態が行き届いているかどうかも重要なポイントです。タバコの煙のヤニ汚れや、大きな傷がある場合はマンションの価値に影響してしまうことがあります。また部屋だけではなく、エントランスや廊下、エレベーターなどの共用部分の管理が行き届いているかどうかも、価値を左右するポイントです。
築年数や耐用年数がどれくらいなのか
建物は築年数が増えるごとに、価値が下がってしまうものです。やはり新築であればあるほど、高く売れます。ただし築年数がある程度たっていても、きれいな状態で使われていた場合は資産価値が安定しやすいでしょう。また、鉄筋コンクリートのマンションの建物自体の耐用年数は47年で、附属設備の耐用年数は15年です。耐用年数もチェックして価値が付けられます。
売買におけるマンションの評価方法
マンションの評価額は、どのような基準で付けられるのでしょうか。売買におけるマンションの評価方法についてご紹介します。
土地と建物を一つとして考えて評価される
マンションの売買の場合は、土地と建物を1つのものとして考え評価します。マンションの専有面積がどれくらいあるのかによって、評価額が変わるのです。マンションの専有面積が大きければ大きいほど、市場価値は高まります。
景観や住民の質まで評価対象になる
マンションの価値は築年数や建物の大きさ以外にも、景観や住民の質の良さまで評価対象になります。景観や住民の質の良さは、数字に表せられないものですが、価値に大きく関わるため覚えておきましょう。
どれくらいの収益が見込めるかの収益性も評価対象
マンションを売る場合、そのマンションを賃貸に出した場合の収益性の高さまで評価対象に入ります。賃貸人の質がよく、安定して収入が得られそうなマンションは、それだけで価値が高くなります。
結局マンションの売り時はいつ?
実際にマンションを売るなら、最適な時期はいつなのでしょうか。マンションの需要が高まるおすすめのタイミングと、気をつける時期についてご紹介します。
もっともおすすめな時期は1〜3月
マンションを売るのに、もっともおすすめな時期は1月〜3月です。4月は入学や入社の時期なので、多くの人が物件を求めます。1月から3月は多くの人が物件情報をチェックして、物件の購買意欲が高まる時期なので、このタイミングを逃さないようにしてください。
3月に引き渡したいなら11月には売却活動をスタートしよう
特に引っ越しがピークを迎える3月は、1年の中でもっとも中古マンションの取引件数が多い時期です。マンションを売るなら3月に合わせるのが理想でしょう。3月に合わせてマンションを売りたい場合は、11月に売却活動をスタートする必要があります。
売却活動期間は平均で3ヶ月、契約から引き渡しまで1ヵ月ほどかかり、4か月の期間がかかるためです。11月に売却活動がスタートできるように、余裕を持って準備を進めてみてください。
6〜8月は人の動きが少ない時期のため注意
またマンションがもっとも売りにくい時期があります。6月〜8月はある程度の人がすでに引っ越しを終え、人の動きが落ち着く時期です。特に8月は中古マンション取引件数がもっとも少なく、マンションを求める人があまりいないのが現状です。6月〜8月はあまり積極的に動かないほうが賢明かもしれません。
なかなか買い手が見つからない場合は
もし、マンションの売却活動をしてもなかなか売れない場合は、売却活動の方法を見直す必要があります。売り出し価格が高すぎたり、物件の魅力がうまく伝わっていなかったりすることがあるでしょう。不動産業者の営業担当者と相談して、売却活動を工夫する必要があります。
マンションの価値は、エリアの人気度や駅からの距離など、さまざまなポイントで評価されて決まります。数字では評価できないマンション住民の質の良さや景観の良さまで価値に影響するので覚えておきましょう。これからマンションを売却する場合は、入学や入社で人が多く動く1〜3月に合わせて売却活動をおこなってください。6月〜8月の時期は中古マンション取引件数がもっとも少ないため注意が必要です。